伊豆キリシタンの殉教
江戸時代、伊豆国三島で久右衛門というキリシタンが殉教したという古文書を最近解読しました。
幕府が『契利斯督記』に書き残した宗門捕縛の時期と人数も、それを正確に裏付けます。
イタリア語版イエズス会年報、フランス語版日本切支丹宗門史などの原書を翻訳しながら、ささら説経師として、キリシタンとして、数奇な運命を送った彼がどんな想いで説経節「さんせう太夫」を謳ったのかを考察しました。
目次 :
新史料の公開 / ささら / 鳥追い / 伊豆の宣教 / マリの霊名 /
『切支丹類族死失帳』と『契利斯督記』の符合 / マルチリヨの心得 / 寺請証文 /
南蛮外科 / 江戸キリシタン屋敷 / 切支丹本人同前 / 説経の終焉 /
久右衛門が説経節に秘めたもの / 【終章】古文書が残された意味
全文は「全国かくれキリシタン研究会 会誌 第33号」に掲載されています。(最新刊・価格2500円)
ご興味のある方は、発行者 「全国かくれキリシタン研究会 安東邦昭氏( 093-961-3715 )」までお問い合わせください。
2025.5..26